2009/04/29

【Palestina】ビリン・闘いの村の感想

 4/21日の実践アラビア語講座の際に「ビリン・闘いの村」というDVDを購入しましたので、その観覧感想をまとめておきたいと思います。

まず最初に感じたことは、

「この映画・映像のユーザーは誰なのか?」

ということをとらえることができません。
 パレスチナの状況を伝えるドキュメンタリーでそれが地上波などで放送されるのであればそれを見るユーザーが誰かを考えなくても、

「映像を供給するれば、見る人(需要)は必ずいる」

ということになり、それを見た何百万人の人の中で感動したり、意見したり、反対したり、悲観したり、怒ったりする人は出現します。
 もちろん、経済的な見返りを求めるスポンサーがいるという前提です。

 地上波と違い、DVDを購入する人、映画館に足を運ぶ人は、個人でジャストインタイム(Just-In-Time)にお金を支払いますから、支払う理由が必要になります。
 この映画・映像に、

「お金を支払うユーザーは、なぜお金を支払うか」

ということを考えてみますと、

 ①「パレスチナ問題に興味がある」
 ②「人に勧められる」
 ③「付き合いで買う」
 ④「その他」

 最近は景気後退のためマス媒体(TV、ラジオ、新聞、雑誌)の不特定多数へ一度に配信するタイプの広告が激減し、少ない予算はターゲッティングされた顧客への広告費や販促費などが振り向けられ、マス媒体各社が赤字経営になっています。当然、外注先の制作費もますます厳しくなり、不動産による利益のある放送会社以外は軒並み経営的に苦境です。
この傾向は景気後退期から脱出後に元に戻ることは考えにくい。
となると、組織も人も、構造転換、思考転換を行う必要がありそうです。

 2005年8月にイスラエルに訪れたときにパレスチナとの分離フェンス賛成の人と反対の人が車にそれぞれの意思を示す色のリボンをつけていましたが、もっと取材すべき点がパレスチナ側にもイスラエル側にもたくさんあったように思いました。

 個人的には非暴力抵抗を選ぶ深層心理などのストーリー性も欲しいと思いました。
 (製作、配給HAMSAFilmsなのですから、、。)

 次作いつになるのでしょうか。

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