2009/04/02

【USA】ハードパスか、ソフトパスか

新聞やTVではアメリカの情報を多く眼にしますが、アラビア語を学んでいると中東の情報も入り、私の場合は仕事柄ヨーロッパの情報も入ってきます。これらの3つの情報から景気の底はいつなのかを考えてみました。「三匹の蛙」でも書きましたが、アメリカの6倍のサブプライムローンの不良債権がヨーロッパにはある(アメリカの不動産価格もまだ下がっている)そうなので、米国の金融が立ち上がったとしても世界的には景気は浮上しないと思います。2009年に米国の金融システムが安定しても、次は、まとまれない、足並みの揃わないヨーロッパから火種が出現する可能性もあります。となると、金融システムの安定からの景気の脱出はFRBのいう2009年でなく1年遅れの2010年になることでしょう。また、実体経済からはGMクライスラーの問題が労働組合の軟化により延命処置が行われ続け、2010年を向かえるのではないでしょうか。クライスラーはフィアット(飛行機も作っている)を頼るしかなく、GMは延命処置からハードランディングのChapter11をいつかどこかで選択せざるを得なくなると思います。

イスラエルは強硬派のネタニヤフが返り咲きましたが、2010年にはイランの核施設工場が完成すると考えています(アメリカは10年後と言っていますが)。もしイスラエルがイランを攻撃したとしたら、今までのようにアメリカはイスラエルを支援することでしょう。GMの工場を活用し武器が作られたり、車や戦車が売れて、「戦争が恐慌を脱出する手段」という過去の歴史のとおりの図式でGMは復活。延命処置は正しかったいうことになります。もし戦争がなければGMの延命処置は正しくなく、象徴企業のChapter11を行うことで景気が底を打ち、そして2010年に脱出できます。

底からの脱出は過去の歴史のとおりハードパス(戦争)なのか、あるいはハードパスのかわりに繁栄へのソフトパスを生み出すイノベーションはあるのか。

2010年が大きな節目になるような気がします。
(予測が外れたらごめんなさい)
        

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