2009/07/13

【Japan】海釣りの師匠とともに、はじめてのタチオウ釣り

      

 7/11日は赤坂の区役所までスロージョギング。45分ぐらいかかりましたから4kmぐらいでしょうか。東京都議会選挙の期日前投票を済ませて、帰りはウォーキング。昨年、外苑前の伊藤忠ビルの横に日本オラクルというIT企業のビルが建ち、南青山から夏の神宮外苑花火大会が見えなくなり地元住民は迷惑を蒙っているようですが、そのビルの1Fにはレクサスのシュールームがあります。ちょうどその前を歩いているときに向こうから豊田章男さんがご夫婦(たぶん)で歩いていました。最近トヨタの社長に就任されたばかりですが、シュールームが気になるようでキョロキョロと中を覗き込みながら通過していきました。シュールームの中に突然入って行き、販売員を励ますのかと思っていましたが、そうではなく通り過ぎただけです。大企業の社長になるとそれでいいのかも知れませんが、中小企業ですと本社が休日のときに働いてもらいありがとう。という気持ちを伝える経営者のいる会社が伸びる可能性が高いものです。

  7/12日は金沢八景の弁天屋からタチオウ釣りに出航です。タチウオ釣りははじめてですが、東京の釣りの師匠は得意の釣り目です。私の釣りの師匠は20数年前に取引先の営業だった人ですが、昨年20数年ぶりに東京で再開し、相模湾や東京湾の釣りを教えてもらっています。名古屋に住んでいるときは、名古屋の釣りの師匠がいて、彼は渓流でのフライフィッシィングが得意の釣り目で、いろいろと教えてもらいました。天然の長良川の鰻(驚異の美味しさ、長良川の天然鰻1Kg)を一緒に食べたのはこの名古屋の釣りの師匠とです。 東京の釣りの師匠は横浜に住み、相模湾、東京湾を自由に行き来し夏はタチウオ、マゴチにと毎週のように船釣りを楽しんでいます。私の釣りの師匠は二人とも、いささか「釣りバカ日誌」のハマちゃんのように仕事より釣りを優先する傾向がありますが、趣味の友人もいいものです。 釣果はタチウオが2匹、鯖がそれぞれ1匹づつ、ワイフはタチウオは坊主でした。なかなかあわせの難しい釣りなので、慣れるまでは釣果はボチボチでしょう。船長さんが気を使ってくれて常連さんから5匹のタチウオをお裾分けしてもらい、刺身、煮付けにしていただきました。柴漁港で買った活えびとマコガレイも刺身と魚ずくしの夕食です。残りは干物にしました。

 夏休みは蒸し暑い日本をオサラバしてスイスに行く予定ですが、スイスは何度訪れてもすばらしいところで、もし、将来金銭的に余裕があればレマン湖のほとりにでも別荘など欲しいものです。とりあえず、頑張って働くか! 

2009/06/29

【Japan】梅雨イサキと柴漁港の魚市場


 6/28日は金沢八景の弁天屋から梅雨イサキを釣に行きました。7時15分から夕刻4:00までの釣ですが、午後は雨がひどく3時にあがりました。釣果は20cm程度のイサキ1匹、15cmぐらいを2匹、その他はウリンボ十数匹でした。ウリンボとはイサキの子供で縞模様がイノシシの子供のウリ坊に似ているため名づけられました。ウリンボでもこの時期脂が乗っていて片身ひと切れの刺身や干物に良いそうですが、来年のお楽しみということで放流しました。大きいものはすべてワイフの釣果で、私はウリンボのみの寂しい釣果です。 弁天屋で近くの柴漁港に日曜祝日の午後1:30から一般客も朝取れの魚を購入できる市場ができると聞いたので、帰り道に立ち寄り、ホウボウ、マコガレイ、コチなどを買い込み、夕食にいただきました。まずはイサキとホウボウは刺身、カレイは煮付け、コチは塩焼き。ホウボウはさっぱりした白身でイサキの味も濃くおいしい刺身です。新鮮なカレイの煮付けは最上質の肉質でうまい。コチもおいしい。オマケにもらった小さなイカの食感がコリッコリでまた最高。最後に魚の頭や骨をホールトマトで煮込み、少量のパスタで〆ました。弁天屋の帰りに柴漁港に立ち寄り魚種を補うコースも楽しいです。釣師には笑われるかもしれませんが、、。 次回は太刀魚に挑戦するつもりです。       

【Japan】梅窓院の郡上おどり in 青山と香り高い長良川の天然若鮎


 6/27日は久しぶりに「レスラー」という映画を観ました。ミッキー・ロークが主演で自身の人生とオーバーラップしているためか演技が自然で、映像に哀愁が漂っています。若いころ人気プロレスラーだったが、今は50代でかろうじてプロレスを続けている主人公。家族にも捨てられ、孤独な人生もすべて自業自得。心臓のバイパス手術でプロレスも出来なくなり、スーパーマーケットの惣菜コーナーで客相手に働く毎日。しかし、プロレスしか生きる道が見出せず、医者からは止められるリングに立ち、コーナーロープから飛ひ降りる得意技を出したところでエンド。私には想像していたより面白い映画ではなかったのですが、自業自得という雰囲気が全編に渡って漂うミッキー・ロークの演技は良かったと思います。私も今年50歳になりますが、ちょっとした習慣、考え方、性格などにより人生は大きく違ってくるのかも知れません。次は真逆の感想を抱くかも知れませんが、「剣岳」を観てみたいと思います。 夕方は浴衣に着替え下駄を履いて南青山の梅窓院の「郡上踊り in 青山」に行って来ました。毎年の恒例行事で6月に解禁したばかりの長良川の天然の和鮎の塩焼きが食べれ、故郷の盆踊りを満喫できます。昨年は雨で浴衣もびしょびしょになりましたが、土曜日は晴れて風が気持ちよく吹いていました。久しぶりに「春駒」を踊り、気持ちよい汗をかきました。以前にこのblogでも紹介した「青山の旗」もありました(笑)。 盆踊りは涼しい季節か涼しい場所でないと人が多いので不快感が増すと思いますが、6月下旬で風もあり気持ちよく過ごせ、来年も参加したいと思います。
      

2009/06/22

【Japan】驚異の美味しさ、長良川の天然鰻(1Kg)




 これは本人にすると少し長い物語なのですが、20数年前に名古屋に住んでいたときに、世話になった友人に「機会があったら長良川の天然鰻を食べさせる」、という約束をしました。長良川は鮎やアマゴのいる清流ですが、私の故郷の岐阜県郡上市白鳥町ではたまに天然の鰻が釣れます。

 釣り方は大きな針に小魚をつけ、太い糸で鰻の通りそうなところころに夕刻仕掛け(数十箇所)ておき、早朝に引き上げるというものです。子供の頃に父親がこの方法(「置き釣」といいます)で釣った鰻を家族で食べたのですが、あまりにもおいしかったので記憶に鮮明においしさが残っていて、ついつい約束をしてしまったのです。

 以来、酒を飲むたびに天然鰻の約束の話になるのですが、田舎の友人に尋ねても現在はなかなか釣れるものでないため「難しい」の一言。以来20数年が経過してしまったのです。たまたま先月病院のお見舞いで田舎に帰ったとき居酒屋でバッタリと幼馴染の同級生の酒屋に会いました。さっそく鰻の話しを切り出しましたが、彼は魚釣りがうまく、鰻を釣る釣り仲間がいることを教えてくれました。その友人はある店に鰻を卸していると。すぐに紹介をしてもらい、鰻が釣れたら東京から新幹線に乗り食べに行くと連絡し、待っていましたら6/15日に

「1kgの鰻が釣れたのでどうしますか?」

と電話をもらいました。喜び勇んで友人に急遽有給をとってもらい6/20日に無事「長良川の天然の鰻」を食べることができたのです。

 関東は鰻を蒸しますが、岐阜県は関西と同様に直火で焼きます。サクサクした表面と身の水分加減、清流の鰻なので利根川などの天然鰻と違い川臭さもなく、タレも甘くなくさらっとしていて、こんなにうまい鰻ははじめて食べたと皆大喜びです。半身は白焼きでわさび醤油か塩、半身はタレでいただきました。通常のうな丼で特上は300gぐらいの鰻を使いますが、今回の鰻は1kgの大物。大きいから大味かというと、そこが天然鰻で脂もしつこくなく、身も何層にもしまっていて完璧なのです。

 長良川というと岐阜の鵜飼の鮎が有名ですが、上流のこの天然鰻のポテンシャルは半端ないおいしさです。ちなみに同じ岐阜県郡上市に粥川という村があり、ここは鰻を一切食べない村で天然記念物とし保護しているので川は鰻だらけです。

 関東の人は焼き方で好みが違う人もいるでしょうが、関西の人は飛びつくうまさだと思います。昭和天皇の大好物だった野田岩の鰻がもう食べれなくなってしまったかも知れない...

 これで古い友人との約束は果たせたのでまずはひと安心です。
 最低でも8年(鰻の寿命は5年から15年)は生きないと1kgにはならないそうなので、このうなぎに感謝感謝です。

2009/06/08

【Japan】奥鬼怒温泉郷 加仁湯、サンショウウオの天ぷら!


 6/6、7日と奥鬼怒温泉郷に行って来ました。毎年6月の初旬は結婚記念日で国内旅行をしていますが、去年は知床(知床五湖とキンキ)、今年は東北のひなびた銀山温泉でもと、石垣島(オープンウォーターからアドバンスへ、石垣島で宇宙船のようなコブシメに遭遇!)から帰ったらすぐに予約をしたのですが、行きたい旅館が満室。急遽、関東の近場で奥鬼怒温泉郷となった訳です。奥鬼怒温泉郷は東武鉄道の鬼怒川温泉駅から奥鬼怒温泉郷の入り口の女夫渕温泉まで1時間半かかり、日光国立公園の中にあります。鬼怒川温泉が栃木県の東側ですが、奥鬼怒温泉郷は西側になり、かなり距離があります。そこには4件の温泉宿がありますが、もともとは登山者向けの山小屋だったようです。女夫渕温泉からは旅館の迎えのバスが来てさらに30分ですが、送迎バスでなくそこからはトレッキングで森林浴を楽しみました。前日が雨だったので緑が美しく、マイナスイオンから脳内はアルファー波で満たされます。6kmの山道を1時間半で歩き、日帰り入浴でもしようと、一番山奥の日光沢温泉まで歩きました。ここは鬼怒沼の登山口の山小屋というたたずまいの温泉宿で、玄関に柴犬が座ってお出迎えしてくれました(笑)。

  日帰り入浴は混浴とのことなので諦めて柴犬としばらく遊び、予約している加仁湯へチェックイン。さっそく温泉に入りましたが、ここは混浴と普通の温泉があり、湯の種類も5種類あります。さすがに気持ちの良い温泉でした。食事は山菜や岩魚などでいわゆる山の温泉の料理ですが、サンショウウオの天ぷらや熊肉、鹿肉など奥深い山の味も別注で頼めます。今回はサンショウウオの天ぷらを食べてみました。子供の頃にオオサンショウオは長良川でたまに見かけていましたが、天然記念物でしたので食べることはありませんでした。その仲間のサンショウオを食べるのですから、かなりの抵抗感がありましたが、1匹だけ食べてみました。特別にこれからも食べたいものではありません(笑)。

 鬼怒川の源流が旅館の横を通り、4階の私たちの部屋には川のせせらぎが聞こえ、ツバメが飛び交い、美しい日本の原風景に満足しました。

 大きな旅館なので夕食、朝食も大広間ですが、私たちより一回り上の団塊の世代の人がたくさんいました。特に山登りが好きな世代だからかも知れませんが、トレッキングに行くと団塊の世代の人はいつも集団で行動しています。たまに翌日のスケジュールをリーダーらしい人が読み、参加者がうなずいている光景を目にします。これはスイスに行っても同じで、グリンデルワルトなどは団塊の世代の人だらけです。できることならこういうところでは静かにしていて欲しいのですが、いつもどこでも騒がしいのは集団だからなのかも知れません。たまに辟易します。

 7月の下旬は夏休みにアイガー北壁周辺のトレッキングでスイスのグリンデルワルト、10月下旬には今回予約できなかった銀山温泉を予約しましたが、どうか集団の日本人のいない静かな休暇が過ごせますように。

2009/06/05

【USA】アッサラーム・アライクムとオバマさん


 オバマ大統領が2009年6月4日にエジプトのカイロ大学で講演し、最初の挨拶で、

「アッサラーム・アライクム」

と言っていましたが、オバマさんは大丈夫だろうか。

 1年前の2008年の同じく6月の選挙戦のときに、AIPACというロビー団体での発言は以下のようでした。ラビンさん(パレスチナの水問題とオスロー合意)のこともあるので少し心配ですね。

■「エルサレムはイスラエルの首都」とオバマ候補■

 次のアメリカ大統領選挙で民主党候補となるバラク・オバマ氏は、AIPACの会合で演説、「エルサレムは、分割されることなく、イスラエルの首都でありつづける」と述べた。「私は断言する。イスラエルの安全保障は絶対不可侵だ。パレスチナ人とのいかなる合意も、ユダヤ国家としてのイスラエル承認、その防衛可能な国境を確保するものでなければならない」と強調、イスラエルのエルサレム地区併合支持を表明した。AIPACに招かれたオバマ氏のライバル、ヒラリー・クリントン上院議員は、「オバマは必ずイスラエルのよき友となる」と語った。オルメルト首相は、オバマ候補の演説について、「力強い発言に感銘を受けた」とコメント。AIPACでは、4日に、共和党大統領候補のジョン・マケイン上院議員が、エルサレム=イスラエルの首都論支持を表明している。一方、アッバース大統領は、記者団に対し、「このステートメントはきっぱり拒否する。世界の人々はエルサレムが1967年に占領された土地であることを知っている。エルサレムを首都としないようなパレスチナ国家は受け入れられない」と語った。また、ガザ地区ハマースの報道官は、「オバマもマケインもアラブ=イスラエル紛争に関して、われわれと敵対していることで、何の変わりもない」と述べた。(6/5 Haaretz、Reuters)

2009/06/02

【USA】GMと石油産油国


 GMがついにChapter11となりました。裁判所の管理下で経営再建が進めら れると思いますが、私は一度だけ働いていた会社がChapter11になったことがあります。Chapter11の最中はビジネスがまったく成り立たないので暇と言えば暇ですが、先行きが不透明というつらさがあります。そのときは裁判所により会社が分割され、1年以上かかり分割されたひとつの部門の日本の子会社に移動しました。今回のGMのChapter11はなるべく早く再建できるかどうかが再建の成否を握るポイントなのでしょう。夏ごろにはアメリカの不動産価格も底を打つようですが、不測の事態がなければ底からのV字回復でなく低迷が続き2010年にはアメリカは景気脱出期に入ると思います。ヨーロッパがそれに連動できるかどうかも日本の景気脱出には影響すると思いますが、ハードパスか、ソフトパスでまとめたように、どうやって景気が回復していくかが問題です。化石燃料からの脱却がテーマとなるイノベーションが今後どんどん生まれてくると、石油産油国はどうなって行くのでしょうか。 単純な問題ではありませんが、そこにはビジネスのニーズがありそうですね。 私の仕事ではありませんが...

2009/05/18

【Japan】オープンウォーターからアドバンスへ、石垣島で宇宙船のようなコブシメに遭遇!

     

 5/13日から17日まで石垣島でダイビングのアドバンスドオープンウォーターの資格を取得してきました。この資格は深度30メートル程度(40メートルがmax)まで潜ることができたり、ナイトダイブができたりと、ダイビング入門資格のオープンウォーターより幅広くダイビングが楽しめるものになります。今までダイブは海外ですと、ハワイ、グアム、オーストラリア、国内ですと伊豆、沖縄、そして今回が石垣、いろいろな場所で楽しみましたが、石垣はダイビングにはなかなかいいところです。沖縄は慶良間諸島まで船で行きダイビングとなり、変化に富み楽しいのですが、ダイブ時間が30分と短いのが一般的です。これは場所による慣習なのか、沖縄のどのダイブショップでもその傾向が強いようです。石垣は45分とか60分とタンクに空気もタップリ(12リットル)で長く楽しめます。今回お世話になったダイブショップは船の上で食べるご飯もおいしくお気に入りになりました。コブシメ(甲イカ)の産卵も見ることができ感動のダイビングでしたが、石垣の近海で取れたキハダ鮪の刺身のおいしさも驚きでした。200kgや300kgのマグロは那覇や本土に送られて、現地では朝漁で取れた小ぶりのキハダをいただきますが、身がプリプリのマグロに感動です。 海外のグアムやサイパンより石垣島の方がダイビングは楽しいかも知れません。 海外なら紅海で一度はダイビングがしてみたいものです。

2009/05/07

【Japan】圧巻の乃木坂ニーノのウニパスタ


 5/1日はかねてから一度は行きたいと思っていた乃木坂のシチリア料理で有名なニーノに行きました。シチリア料理と言えばイメージするのは魚介類ですが、ピスタチオのパスタなどもあり、ピスタチオをすりゴマのように細かくして鮪に散りばめる料理も有名のようです。 カウンターでいただいたので、ニーノさんがピスタチオのパスタか、ウニのパスタか、料理の前に聞いていただいた際に、一瞬迷いましたが、ウニのパスタにしました。 これがまた絶品! 生クリームなどを一切使わないウニだけのパスタ。思い出しただけで生唾ゴックン、もう一度食べたくなります。アルポルト(片岡護さんの西麻布 アルポルト)以来のイタリアンの外食で満足しました。

2009/04/20

【Japan】土佐の初カツオ、山口一豊の妻 千代は郡上八幡城主の娘?


 4/25、26は定額給付金をあてにして高知へわら焼きの初カツオ(明神水産など有名)を食べに行きました。塩、たれ、何でも現地で食べると本当においしいですね。 高知といえば坂本龍馬ですが、坂本龍馬記念館で三菱グループのスリーダイヤのマークは土佐初代藩主の山内一豊の家紋である山内柏紋を抽象化したもののようです。山内一豊はもともと尾張で織田信長、豊臣秀吉に仕えてから土佐の初代藩主になった人です。この奥さんの千代さんは司馬遼太郎の「功名が辻」で有名になったようですが、郡上八幡城主の遠藤氏の娘という説が有力です。郡上八幡城を見学したときに城の中にこのことが書いてあり、今回の高知城にもありました。 最近の思いつきの旅で自分の故郷の歴史を学ぶ機会が増えました、、。 私の中では幕末の人物では坂本龍馬や勝海舟よりは小栗上野介を評価していますが、2010年のNHK大河ドラマは龍馬伝だそうです。なんとなく破天荒で人気があるのでしょうね。
                      

2009/04/10

【Japan】発見、西麻布の笄川

 毎朝のウォーキングコースは自宅から外苑前、銀杏並木から神宮外苑を一周し戻る1時間のコースですが、そのコースの途中に笄川の跡地を発見しました。以前から西麻布は笄町と呼ばれていたようですが、それが何故かは知りませんでしたが、それが最近分かったのです。

 笄川は先週訪れた郡上城主青山さんの菩提寺である梅窓院が源流です。具体的には花畑牧場の「ホエー豚亭」の横が源流になります。そこから「花畑牧場カフェ」に行く細い道が川だったところで、現在は道路になっています。キラー通りを横切りスキーショップジローの裏を通り、西麻布二丁目を抜けて、西麻布四丁目から広尾、天現時から古川(渋谷川)に流れ込む全長3キロの川が笄川でした。今は西麻布四丁目のビストロ通りにあった笄橋があったため笄町と呼ばれていたようです。今朝のウォーキングはこの笄川を源流まで遡ってみました。東京の歴史を散策するのは意外と楽しいものです。

 画像は広重の広尾・古川橋です。

2009/04/06

【Japan】刃物会館でミソノモリブデン鋼を購入、そして青山のルーツの郡上八幡へ


 4/4日は岐阜県関市にある病院にお見舞いに行きました。関市は刃物の町として有名です。カワハギ釣りシロギスアジなどを釣った後に刺身や干物を作りますが、包丁の切れ味が悪く、さらに腕も悪いために、なかなかうまく行きません。そこで岐阜県刃物会館に立ち寄り包丁を新調しました。包丁は素人なので何がいいのか分かりませんが、この会館では親切にいろいろと教えてくれます。説明によるとプロはミソノ 440シリーズをよく使うらしいのですが、ランクを少し落としてミソノ モリブデン鋼を選びました。

 桜が綺麗で、ついつい翌日は午前中に郡上八幡を観光をしました。最初に訪れたのは岩崎模型製造株式会社のサンプルビレッジ。食品サンプルというものは日本にしかありませんが、そのルーツは郡上八幡出身の岩崎瀧三さんの作った「オムライス」の食品サンプルです。
初めての見学でしたが、合羽橋に売っている食品サンプルも多くはここの商品なのです。

 そして、桜の花に誘われるように八幡城に上がりました。20代の頃に一度登った記憶がありますが、今回は車で上がり入城しました。この地は日本の歴史の中で「農民が勝利した唯一の一揆」を起こしたところですが、当時の城主はお家断絶となり、その後に青山幸道さんがこの地を治め、「士農工商」が身分に関係なく参加し、輪になり踊る郡上踊り生まれました。八幡城の最上階には、青山さんの歴史が紹介されていますが、実は東京の青山霊園は、八幡城の城主である青山さんの下屋敷だったのです(※南青山は美濃郡上藩青山家の下屋敷、北青山は丹波篠山藩主青山家の江戸屋敷)。

 今朝は青山霊園を通過し、ジムに行きましたが、満開の桜の美しさと八幡城がオーバーラップし、気分が爽快になりました。

 ところで、青山家の旗をご存知でしょうか?
 青い字で漢字の「山」と書いてあるシンプルなマークが青山家の旗です。
南青山近辺の住民はあまり知らないでしょうが、八幡城の中に立っていました(笑)。

 また、最上階には青山家江戸屋敷にあり、暴風で倒れ、中から「日本一」の刻印が出てきた木があります。
           

2009/02/23

【Syria】シリアの花嫁とドゥールズ派


 2/22日は岩波ホールに「シリアの花嫁」という映画を観に行きました。この映画に興味を持った理由は、ストーリーなどは別にして、懐かしさからですが、1992年から2000年頃までイスラエルのハイテクを日本に輸入する仕事を中心に据えていた時期があります。1990年の初頭に日本のバブル景気が崩壊したり、取り扱いをしていた米国の製品が買収されたりと、ビジネスモデルの変更をせざるを得なくなり、以前から興味のあったイスラエルに行くことになったのです。3ヶ月に一度のペースでイスラエルに行き、契約やら調整やらで合計6つの会社と契約し、山一證券(倒産前)からイスラエルのハイテク企業に投資を行うように交渉したり、と忙しい毎日でした。イスラエルではシャバットになると何もかも休みなるので、友人とゴラン高原の温泉(隣に温泉のお湯でワニ園がある)に行ったことがありましたが、そこは大きな露天風呂で、シリアとイスラエルの国境の近くにあり、温泉の対岸がシリアでした。ゴラン高原の山岳に住むドゥールズ派のアラブ人とイスラエル人が一緒にこの温泉に入っていました。ドゥールズ派の人はイスラエルの兵役にも参加し、勇敢な民族のようですが、今回の「シリアの花嫁」はドゥールズ派の花嫁がシリアに嫁ぐ物語です。ドゥールズ派はイスラム教の密教と呼ばれているようで、その聖典は誰も見たことがないそうです。 この映画の映像は懐かしいゴラン高原の風景でしたが、ドゥールズ派の家の屋根には沖縄のシーサーのように鷹の置物がなかったので撮影はドゥールズ派の街で行われていないかも知れません。昔ユダヤ人もそうだったらしいのですが、ベトウィンもドゥールズも結婚は父親が決めるという前提の映画です。最近はどうなのでしょうか。3年前にベトウィンの家族を訪れたとき、最近は父親同士が結婚を決める習慣は薄らいできたとのことでした。 1983年からの10年間、そのデセンターは2002年からの今の仕事、 1992年からの2000年ごろまでイスラエルでのビジネスのデセンターは仕事の中身を10年毎に変えるとすると、2012年ごろから始まるということになりますが、どうなることやら...
          

2009/02/19

【Japan】乃木坂 のビストロ、シェ・ピエールが閉店


#2017年に閉店してしまいました。

 2/19日は久しぶりにフレンチでの外食をしました。東京で最初に食べたビストロの「シェ・ピエール」に行きました。ここはブルターニュ出身のピエールさんのお店で、フランスらしい味付けのフレンチ好きには有名な店です。以前、会社が近くにあり偶然入ったことから幾度か通ったのですが、レストランに行くことが多くなり、気取らないビストロは久しぶりです。食材のすべてを見せてくれて選ぶスタイルなので、慣れないと面倒ですが、どれもこれも食べたくなり、少しづつシェアしていただきました。時期的にジビエは鹿ぐらいでしたが、サフランを使わないブイヤベースは絶品です。オーナーのピエールさんがサフランが嫌いらしく赤のパブリカ色のスープでマルセイユで食べるものとは見た目が異なります。ここはレストランでなくビストロなので気軽です。     
    

2009/01/13

【Australia】ハミルトン島で知る、オーストラリアの鉱山は人手不足!


 1/8から12日までオーストラリアのハミルトン島という島でのんびりしていました。日本からはケアンズで乗り換えて1時間程度。グレートバリアリーフの玄関口のようなリゾート島です。ダイビングは雨季のためか波が荒れて透明度が悪く、視界1,2メートルという状態でした。風のためにグレートバリアリーフでのダイビングはできず、ハミルトン島から船で1時間程度のところでのダイブです。のんびりするのが目的でしたからそれはそれで良いのですが、少し驚いたのは日本と違いオーストラリアは人手不足のようで、時間給20ドル(オーストラリアドル)の仕事は普通にごろごろしています。テレビ宣伝でも鉱山労働者募集(年収1,000万ぐらい?)など一次産業の募集が盛んで、日本の派遣切りの報道とはえらい違いです。移民がどんどん増えていますが、理由のひとつに移民しても年金は自分で支払った分は元の国に戻っても100%帰ってくるからだそうです。英語が得意な人にはいいところかも知れませんね。

 今回の旅はケアンズまでの帰りの飛行機が嵐のために遅れてしまい、融通の利かない格安航空会社のJetStar(以前はケアンズ-成田はJALとカンタスと共同運航だったが今はJetStarのみ)は搭乗できず、カンタス航空でケアンズからブリスベン、そこで乗り継ぎシドニーへ、そして成田へと12日の夜に帰国する予定が13日の朝6時に成田到着。タクシーで自宅に行き、シャワー、朝食、着替えて会社へと24時間の飛行機の旅でした。無事13日(火)から仕事ができてよかったのですが、ちょっと疲れているので、今晩のアラビア語はお休みをいただきます。次回は20日の火曜日pm8:00から新宿アラビア語教室です。

2008/12/10

【Palestina】内定取消とベツレヘム生誕教会の無職の若者


 最近の内定取消やリストラにニュースに触れるたびにパレスチナのベツレヘムにあるイエスの生誕教会の前にたむろする若い無職のパレスチナ人を思い出します。

  日本の場合の内定取消というのは「会社は自分を守ってくれない」というあたりまえのことを早く体験でき、自分で生きていくことや、会社を選ぶ眼を養うことにつながるので、長い眼で見ればマイナスではないと思います。

  ある程度の年齢でリストラになった場合、会社にどっぷり漬かってしまっており、再起することが難しくなるケースもあると思いますが、資本主義である限りはリストラは付き物ですから、リストラになっても職を変えやすい仕組みや社会インフラを整備することが政治の仕事でしょうし、個人としては柔軟な適応力があれば逞しく生きていけますので不況で落ち込むのは得策ではありませんね。

  50%というパレスチナの失業率からすれば日本の今の状況は経済活動に環境というもうひとつの変数が入り経営の方程式が変わったゆえの質の転換期間と考えれば大したことはありません。またしても、トリガーをアメリカからもらった訳ですね。

2008/12/08

【Japan】片岡護さんの西麻布 アルポルト


 12/7日にイタリアンで有名なアルポルトに行って来ました。年に1,2回、近所のクチーナ・イルラーモというイタリアンの店に行っているのですが、そこのシェフの出身の店ということで一度は訪れようと思っていたところです。鱈の白子のパスタがおいしかったですが、自宅でも料理できるかも知れないので挑戦してみようと思います。アルポルトの片岡シェフはよくテレビにも出るようでタラの白子のパスタのレシピを見つけました。イルラーモの枝川シェフのイタリアンもおいしいのですが、検索していたらイオンのこんにゃくスープの監修もやっているようです。これを毎日食べていたら枝川さんも痩せるかな(笑)

2008/11/04

【Japan】10月の草津白根山は冬


 10月の27日の週はかなり仕事がハードになるだろうと予測していたので、11月の3連休は秋の紅葉の山々と温泉旅行を予約していました。草津白根山は草津温泉からロープウェーかバスで行き、そこから本白根を一周する2時間半程度のトレッキングコースを計画していましたが、なんと白根山レストハウス周辺は雪でした。紅葉は草津温泉付近で楽しめましたが、草津白根山はすでに冬。仕方なく草津温泉の宿に戻りチェックイン後に湯畑(の近くの無料の白旗の湯に入りました。熱いお湯ですが、予想以上にいいお湯で満足です。ホテルの温泉もいい湯でした。雪のためにトレッキングは無理でしたが、温泉は良かったので気分は爽快です。
今年のトレッキングはこれが最後になると思います。冬は都内をウォーキングするぐらいで、来年の春を待ちます。

2008/10/31

【Japan】野崎洋光さんの広尾 分とく山


 10/30日にフランスから来た人と広尾の分とく山に行きました。ここは和食としてはリーズナブルで味は折り紙付きです。もともと西麻布の河豚料理のとく山という店から分かれて出来た店なので「分け」「とく山」と名づけられました。野崎洋光さんという有名な料理人がオーナーで、自らもカウンターの中で料理をしています。青柳(閉店した青柳 虎ノ門店の 小山祐久さんの鯛料理)のように徳島の鯛をコアコンピタンスにするというお店でなく、季節の食材をバランスの良い料理に仕上げるという感じの店なので、春夏秋冬に1度は訪れたい店です。しかも野崎さんのサービス精神は徹底しており、店を出てから私たちの姿が見えなくなるまで玄関先で立っておられるのです。たまにでなく、いつもそうなのです。心地よい空間と、季節の味わい、気持ちの良い距離感のサービス。季節毎に行きたいお店です。

2008/10/28

【Japan】小山祐久さんの青柳の鯛料理


 10/25日に鯛料理で有名な虎ノ門の青柳(現在は麻布台)に行って来ました。もともと青柳は徳島の料亭で、虎ノ門が東京のブランチです。鯛はおいしい魚だということは知っていますが、今まで食べた鯛と違い、その厚みのある刺身の食感、喉越し、甘み、脂の乗り具合、最高でした。また、途中で鮪のにぎり鮨も出ましたが、大間の鮪とのこと。鳴門の鯛ともにはじめていただきました。そして感動は、鯛の頭の半身の塩焼きです。これも先ほど刺身でいただいた鯛の頭だと思いますが、かなりな大きさ。身の締り、程よい水分の残った焼き具合。うーまいなぁー。 カウンターでいただきましたので、目の前で小山裕久さんが料理をしてくれるのです。これも驚きです。 途中、水戸のアンコウのやなぎ焼き(アンコウの頭の目の後ろに少し肉があり、頭ごと焼いてそのだけ食べる料理、写真左)の話になり、小山さんはアンコウのやなぎ焼きは初耳のようでした。関西の人はアンコウは馴染みが薄いのですね。